竹内文書の謎解き!古代日本の秘密に迫る②

竹内文書

日本神話に登場する伝説の人物である竹之内宿禰は、戦前には紙幣として使われていたほどの人物です。この竹内のスクネには子孫がおり、その子孫を自称する竹内巨麿が戦前に残した文献、それが竹内文書です。竹内巨麿丸は、この竹内文書こそが真の歴史書であると主張しました。今回は、この竹内文書の衝撃の内容についてお話ししていきます

世界を巡回する天皇と16方向の王子

竹内文書の冒頭では、神が宇宙を創生し、神が地球を作り、その地球に最初に降り立った神が天皇と皇后の称号を持った明太神だったのです。竹内文書によると、天皇を作った神様が最初に地球上に降り立った存在は天皇でした。天皇は効率よく世界を統治するために、世界中に自分の王子を派遣していくのです。つまり、分割統治を行うわけで、それぞれの土地に自分の子供を置いていく天皇中心の地球国家が構築されました。

この天皇は、16方向に自分の王子を派遣し、治めさせるという勤勉な姿が描かれています。しかも、空飛ぶ船である雨の浮き船に乗って、世界中を回り、各国を周り、国民がどのように暮らしているかを確認していました。ある時は、税金が重くなっていることを指摘し、またある時は、国の政治が良くないと考え、王を入れ替えました。そのため、天皇はみんなからヒーローとされていました。

竹内文書には、天皇が空飛ぶ雨の浮き船に乗って世界を回る際に、着陸場所が必要であったことも記されています。そのため、世界中に天皇が安全に着陸できる飛行場が必要であり、それらの場所は「羽根」と名付けられていました。実際に、日本には今でも羽根という名前が付いた地名がたくさん存在しています。もしかしたら、これらの羽根が当時の飛行場の名残であるのかもしれません。

飛鳥という言葉も、奈良にある飛鳥地域で使われています。この飛鳥という文字は、空飛ぶ船を意味しているという説もあります。また、遠くのペルーにあるナスカの地上絵も、飛ぶ鳥のデザインが雨の浮き船を表しているという説もあります。

しかし、次第に16方向に任せた王子たちが力を持ち始め、天皇に対する尊敬の気持ちが薄れていきました。それが、世界を破滅に導くことになるのです。

五色人と世界の破滅

竹内文書では、シレっと人間が生まれています。しかも、天人七代の時代にはすでに人間の描写があり、黒人の祖が住んでいたことが記されています。次の時代である上古の時代に入ると、天皇が五色人と呼ばれる赤、黄色、青、黒、白の五色の人類を生み出すことになります。これらの五色人たちは、各色ごとに固まって世界各国へと移住していったとされています。

五色人が創造される以前に黒人の祖がいたことから、この黒人の祖は遠近的な存在であり、天皇が五色人を生み出すときに何らかの手を加えたのではないかと考えられます。これはシュメールのアヌンナキやホピ族、マヤ文明の伝承ともリンクしています。

また、サルタヒコとアメノウズメが神楽で押し問答する逸話では、この神楽の中に五色人という言葉が出てくることから、神楽は歴史を受け継ぐ役割を果たしていると考えられます。さらに熊本県の兵立神宮では、五色の人種が集まって平和を祈る五色神祭という祭りが実在します。

五色人たちは最初は天皇との約束を守り、世界平和のために考え、人々のために行動していました。しかし、徐々に天皇への敬意を忘れ、好き勝手に振舞い始めるようになります。これが世界の破滅につながる出来事となります。

ヒヒイロカネで作られた三種の神器

この話は、ある伝承についての興味深いエピソードです。シュメルのエンリルの物語に似たような感じで、神話の中で「滅ぼしのエピソード」が登場します。ジョーコ3代の時代には、天皇とその一族である397人だけが雨の浮き舟に乗せられ、避難させられました。その間に、神は人類を滅ぼしていくのです。これはノアの物語に似た部分がありますね。

地球全体に大変動が起こり、地上は泥の海に変わってしまう大災害が起こります。しかし、雨の浮き舟は無事に地上に降り立ち、人々は再び生活を始めることができます。神話の中でよくあるパターンですね。

滝打ち文書という文献でも、同様の話が出てきますが、茨城系滝打ち文書では、天変地異で滅ぼされる回数が非常に多いのが特徴です。実に10回以上の滅ぼしエピソードが存在しており、人類や五色人が何度も全滅しています。これには驚きですね。

その後、天皇は人類の敬意を呼び起こすために、三種の神器を作り出します。これらの神器は、ヒヒイロカネと呼ばれる、絶対に錆びない朽ちない謎の金属で作られています。オリハルコンとも言われているこの特殊な金属で、剣・鏡・マガタマが作られました。そして、日本神話にも登場する三種の神器と同じようなものが誕生しました。

古来には、口内金属というものが普通に使われていたそうです。それは日常の道具などにも使われるレベルで、珍しいものではありませんでした。しかし、いつの間にかロストテクノロジーとなってしまいました。それでも日本のある場所、茨城県の天津郷の高祖高台神宮には、ヒヒイロカネが残っていると言われています。

そのヒヒイロカネは、錆びていますが、磨けば朽ちない神器になるそうです。そして、三種の神器を作り、天皇の象徴的なものを物質化しましたが、それでも人々は経緯を忘れてしまいました。その結果、天皇の力は衰えていき、各国の王たちが天皇をしのぐ存在になろうとしました。

上古時代の終わり

そこで天皇は、世界統治がうまくいかないことに焦り、世界人口を増やすことに決めました。上古25代の時代になると、各国の王たちが天皇を脅かす存在になろうと、まるで自分たちが独自の皇帝であるかのような態度を取り始めます。

そんな中、王たちは権力を持ち、力を蓄えていく一方、天皇も危機感を抱き、世界統治がうまくいかないことに焦りを感じます。そこで、さらに世界を回る回数を増やそうと思い立ち、天皇は世界人口を増やすことに尽力しました。 上古25代の天皇の名前はアマツヒコホホデミノスミコトメラミコトで、彼h日本神話で言うホオリノミコト見事を成し遂げました。日本神話の中で言えば、兄が釣り針を忘れてへ竜宮城行くエピソードがあります。

その後、彼は30隻以上の雨の浮き船を造り、10万年かけて世界中を回りました。多くの船を造ったのは、代理を多数乗せることができず、一人ずつしか乗せることができなかったためです。 そして、代理店のような人たちがたくさん乗って、世界中を何度も回ることで、彼らは人々に平和を説いていきました。しかし、それでも人類は愚かであり、たくさんの雨の浮き船を増やして世界中を長い時間かけて回ったとしても、暴走する王たちは止まりませんでした。

結果、上古の時代は終わりを迎え、混乱の時代が訪れました。 その間も、世界は何度も滅ぼされ、都度天皇が生き残り、やり直しを繰り返していました。混乱のウガイヤ朝へと続きます。

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