竹内文書が真実と裏付ける証拠

竹内文書

『竹内文書』に基づく日本の歴史は、我々が学校で学ぶ歴史とは大きく異なるものです。学界が認める日本最古の文献資料である『古事記』『日本書紀』では、天皇家の始祖を神武天皇としていますが、『竹内文書』では神武天皇よりも前にも長い歴史が存在したと語られています。これを裏付けるように、二万年前の人骨が発見されています。私たちが学校の教科書で読むことが事実であるとは限らない、ということを念頭に置くことが大切です。教科書の内容が更新されることは珍しいことではありません。

私の学生時代に使っていた教科書では、聖徳太子や源頼朝などの歴史的人物の肖像画がたくさん掲載されていました。しかし、現在、それらが本当にその人物のものであったかは疑問が持たれています。単に教科書に書かれているからといって、それが必ずしも正しいとは限らないのです。歴史は新たな研究や発見によって、常に更新されています。

『竹内文書』の正しさを裏付ける二万年前の人骨

たとえば、「竹内文書」に書かれていることは奇想天外すぎる、と思う方もいるでしょう。しかし、2011年に沖縄県・石垣島の遺跡から約24,000年前の人骨が発見され、我々の歴史観は一変しました。これまで人間がまだ住んでいなかったとされていた時期の日本において、最古の人骨が見つかったのです。この発見は、「竹内文書」の記述が一部考古学的に証明されたとも言えます。

本州ではまだ同時期の人骨は見つかっていませんが、遺跡の発見などから推測すると、その頃には本州にも多くの人々が生活していたと考えられます。人骨が保存されていた石垣島の土壌は石灰分が多く、骨の酸化が本州の土壌よりも遅かったため、人骨が残っていたと思われます。これからの研究や新たな調査方法の開発により、歴史の理解はさらに深まることでしょう。

繰り返される滅亡の根拠

『竹内文書』は学校の教科書にはない驚くべき記述が溢れています。その中でも目を引くのは、人類の歴史が何度も滅亡と再生を繰り返してきたという点です。これは、「地球万国全部土の海となる」などの表現で示されています。これは、現在我々が享受している文明が地球の人類史上唯一のものではない可能性を示しています。

『竹内文書』は、現代の文明以前に地球上に高度な文明社会が存在していた可能性を示唆しています。しかし、現代の歴史学や考古学はそのような記述を認めていません。ただし、それは現在の学問のレベルで現代以前の文明の存在を証明できないだけで、存在していなかった証明にはなりません。

例えば、「放射能」は目に見えませんが、存在することは知られています。しかし、その存在を証明できるまでは、誰もその存在を知りませんでした。証明できないということと存在しないということは全く別の問題です。

我々は21世紀に入って初めて、日本には2万4000年以上前から人が居住していたことを知りました。これから先、我々の文明の発展に伴い、現代の文明よりも高度な文明が地球上に存在していた証拠が見つかるかもしれません。未知の事について、もっと謙虚になるべきではないでしょうか。

ビックバンの記述がある竹内文書

『竹内文書』 には宇宙開闢の様子が記されています。

天神第一代

天地未分ス、鶏子乃玉子如奈り、天地ヲ産祖神ナリ、 天地末土

乃海乃如ク祭り、天地乃大根元身体乃大神

『神代の万国史』 一ページより

初代の天神の時代は、「天地がまだ分かれていない、鶏の卵のような状態」でした。その時代を支配していた神は「元無極躰主王大御神」あるいは「天地身一大神」と呼ばれています。この名前から、神が宇宙を統治していたというよりは、宇宙自体が「神の体」であり、「宇宙そのものが神であった」という解釈がより適切だと考えられます。

現代の科学は、一三七億年前のビッグバンによる宇宙の誕生を認めています。この考え方を用いて解釈すると、「天神一代」はビッグバン以前の宇宙の状態を描いていると言えます。ビッグバン以前の宇宙は、全てが超高温・超高密度に凝縮されていたとビッグバン理論は説明しています。「天地未土乃海乃如(土の海のごとし)」という表現は、その状態を表していると思われます。

地球万国全部土の海となる

「土乃海」の表現は『竹内文書』の天変地異の記述でもよく用いられています。私は、2011年3月11日の東日本大震災時に巨大な黒い津波が迫ってくる様子を見て、この「万国土の海と化す」の表現を思い出しました。その後、『竹内文書』を再調査し、この「土の海」の状態は、地震や津波のような局所的な現象だけでなく、地球全体の現象でもあったことを理解しました。そして、神はその場所を一度原始の状態にリセットし、文明の再スタートを試みているということも理解しました。これまでにも、地球上では何度も文明の「リセット」が行われてきたという事実を認識しました。

私たちの現代文明の発展は、過去のリセットから生じた産物を活用しています。これは、「石炭」や「石油」などの存在が証明しています。これらの資源は、遥か昔の動植物が長い時間を経て高温・高圧の環境下で変化したものです。つまり、現代文明を支えるエネルギー資源は、過去の生命体が大規模な変動により地下深くに埋もれた結果、生まれたものです。

石油や石炭、天然ガス、メタンハイドレートなどの資源は、特定の地域に集中して存在します。これは、地球上の生命体が一定の地域で文明を築き、何度もリセットされた証拠です。私たちはいつから、そして何度もこの発展とリセットの繰り返しを経験してきたのかは明らかではありません。

しかし、その過程の歴史が『竹内文書』(現在は『神代の万国史』と呼ばれています)という形で伝えられてきたのは確かです。この文書を読むと、先進的な文明が築かれ、しかし人々の心の乱れが起因となりリセットされた事例が何度も記録されています

終わりに

現代文明には、戦争の絶え間なさ、神から離れ道徳を見失った人々の心、増大する物欲や金銭欲、そしてそれらが生んだ貧富の格差が見受けられます。これは、私たちが築き上げた社会の現状です。また、「日本」はかつて世界を治めていた世界天皇の土地であり、ここで頻発する大災害は偶然ではないと私は思います。これらは部分的なリセットとも言え、神々からの警告であると受け止めています。

私たち日本人は、この事実に気づくべきです。そして、「人間のあるべき姿」を世界に示すモデルとして行動することが求められています。この問題を真剣に考え、私たちが先頭に立って変化を促進しなければ、地球は「土の海」となり、再スタートが必要となるかもしれません。

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